ゴマちゃんのブログには様々な広告が出て来ますが「猫の資格」を取る通信講座という広告がありました。猫好きの私にとって興味を引く広告だったのでチェックしてみました。

猫に関する民間資格を取得できて猫に関する仕事に就きたい人への助けになる様で、猫について様々な知識を得ることが出来そうです。講座の中で私にぴったりな「ワンランク上の愛猫家になるため」と言う”キャットフレンドリーパーソン資格”がありました。

猫の一般知識から健康管理、猫とのスキンシップや猫の体調変化などを学べてワンランク上の愛猫家を目指す講座です。最終的にテストを受けて合格すると認定証カードが貰える仕組みです。最短で2ヶ月で”キャットフレンドリーパーソン資格”が取得できるそうですが就職には向いていない様です…

この通信講座会社のウェブサイトに「キャットフレンドリーパーソン”ミニ”テスト」があり私は試しに受けてみました。全20問でOかXで回答します。テストの結果は90点でした！しかし間違えた回答が気になり答え合わせをすると、全く納得が行かない回答になっていました。

20問中で2問間違えにされました。まず「猫の語源は「寝子」から来た。OかXか？」と言う問題です。私はXと答えましたが正解はO…猫の語源はハッキリとしておらず様々な見解があります。まず有力なのは「源氏物語」で猫の鳴き声は”ネウネウ”と表現されて「子」は”小さいもの”から”猫”になった。他には中国からネズミ退治用に伝わった猫は「ネコマ」と呼ばれていて時代と共に”マ”が消えて”猫”になった。

次に間違えにされた問題は「貝のアワビを食べると耳が落ちる猫がいる。OかXか？」耳が落ちる？ドラえもんじゃあるまいし！もちろんXと回答しました。しかし正解はO！調べてみると東北地方の漁師が獲ったアワビを港で猫がつまみ食いしたそうです。するとアレルギー反応で猫の耳が痒みで腫れ上がったそうです。もちろん耳が落ちる事は無く、実際にアワビを食べて耳が落ちた猫は1匹も確認された事はない様です。

怪しい都市伝説をOにして事実をXにする講座で果たして本当に猫の事を学べるのか？キャットフレンドリーパーソン資格にかかる4万5千円にはその価値があるのか？結局、私は最初は興味を抱いていたこの猫資格の通信講座に裏切られた気分です。

それよりも目の前のゴマちゃんと毎日過ごしてゴマちゃんとの生活の中でゴマちゃんの事を一つ一つ知って行く事が一番だと思います。猫の資格や認定証という肩書きよりも、実際に可愛いゴマちゃんを強く抱きしめている方が幸せですし「愛猫家」として、心も身体も芯から温まる愛情に包まれる豊かな潤いを私は選びます！

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