気ままで呑気

2017/01/05 15:14

いつもゴマちゃんは私にベタベタして甘えてきます。私が外出する時も私が出かける気配を感じ取りソワソワし始めて悲しい鳴き声を出します。私はいつも外出する寸前にゴマちゃんの頭を撫でて何時間後に帰る事を告げてから出掛けます。

ドアを開けて私が外に出る間ゴマちゃんは姿勢良く座っていつまでも私が見えなくなるまで静かに見つめています。たまにソファの上から私を見送る時があり、ソファの背もたれからゴマちゃんの顔半分だけ飛び出した状態で私の外出を見つめています。余りにものゴマちゃんの可愛さにドアを閉められない時も有るのです。

お腹を丸出しにして完全無防備なゴマちゃんは私を信用してくれている様子です。意外にゴマちゃんのお腹の毛は長くフサフサしています。避妊手術をしたせいかゴマちゃんのお腹には、しぼんだ袋が入っているような感じがあり決して肥満の脂肪ではないのです。

私が夜に帰宅してシャワーを浴びる時、最近は必ずうがいをします。バスルームの中から「ガラガラガラガラ〜！」と響く不思議な音にゴマちゃんはドア越しで「ミャ〜？ミャ〜？」鳴きながら気になる様子です。まるでバスルームの中に知らない動物が出現したと勘違いしているみたいです。

私がソファでくつろいでいると何か視線を感じます。ふと見るとゴマちゃんがジッ〜と私を見つめているのです。一般的に猫とのアイコンタクトは短めにして敵でない事をアピールするのですが、猫がずっと見つめて目を逸らさない事は相手を信用している愛情表現でもあるそうです。

私もゴマちゃんを見つめ返しているとゴマちゃんは「ミャ！」と一声出して一直線に私の所に来ます。そして私の身体によじ登り「猫にしか分からない心地良いバランス」で落ち着いてしまいます。お尻を私の顔の目の前にさらしたまま落ち着いたり、私のあばら骨一本にゴマちゃんの全体重をかけながら落ち着いたり、私の膝辺りで小刻みに左右に揺れながらバランスを保つ状態で何故か落ち着いたり…