キジトラ白猫
ゴマちゃんはキジトラ白猫です。基本的にキジトラ猫は飼い主にベタベタ甘えて、飼い主以外には攻撃的な性格を持っているらしいです。なるほど、ゴマちゃんは私にベタベタしてばかりで寂しがりやです。ゴマちゃんは本当にツンツンした態度を私に見せません。
キジトラ猫は猫の祖先に一番近くエジプトの壁画にもキジトラ猫が描かれているほど太古の昔から猫は人間と共存してきました。さらにキジトラ猫は品種の長い歴史の中で様々な免疫力を手にして猫の種類のなかで一番長生きするようです。
キジトラ白猫と言えば与那国馬牧場「うみかぜホースファーム」の猫「トム」もキジトラ白です。毎回私が牧場に到着しても、大喜びで興奮状態で迎えてくれる大型犬の「ジョナ」とは正反対にトムは何処かに隠れていています。そして馬の世話をしている最中に突然トムは現れます。
前回も私が与那国馬の「ルパ」と牧場の中央で軽速歩をして遊んでいるとトムは直ぐ近くに接近してきました。「トム!危ないよ!ルパに踏まれるよ!」と言ってもトムはそのままゴロ〜ンと寝転びました。さすが猫!マイペース!ルパもトムと仲が良く、寝転ぶトムを上手く避けながら歩き出しルパと私はそのまま牧場の外周散歩に出掛けました。
外周散歩から牧場に戻りルパにブラッシングしているとトムは私の足元に居ました。私は馬用の大きいブラシでトムの身体もブラッシングしました。トムは気持ち良さそうにゴロゴロ喉を鳴らしていました。しばらくするとトムは夕陽を浴びながら気ままに寝転び、生きていて何の心配や悩みなど無い雰囲気のまま眠りに就いてしまいました。さすがトム!
猫はどんな柄や種類でも可愛いです。ゴマちゃんはキジトラ白ですが、よく観察すると毛の色が白、赤茶、茶、こげ茶、薄茶など5種類くらいの色が混ざっています。肉球はこげ茶色なのですが右前足の狼爪(ろうそう)と呼ばれる人間で言う親指に相当する指の肉球だけはピンク色です。不思議です!
牧場で人気の大型犬「ジョナ」です!本来は真っ白なカールした毛なのですが遊びが大好きで会うたび全身泥んこで、それでも「遊んで!遊んで〜!」とヨダレを大量に垂らしながら密着してきます。私は自分が汚れるのは気にせずにジョナを全身撫でてあげるのです。
うみかぜホースファームは与那国馬だけでなくフレンドリーな犬、猫、ヤギ、ニワトリなど多数の動物で溢れています。動物は人間のように心の裏表が無いので私は大好きです。動物と仲良く触れ合う為には私自身も心の裏表を捨ててありのままの心をオープンにする必要があります。これは乗馬にもゴマちゃんとの生活にも大きく役に立ちます。動物を愛する心の豊かさや純粋さを大切にして生きて行きたいですね!



