犬の本能行動と番犬と私
私は「キャットケアスペシャリスト」と「キャットシッター」の2つの資格を取得する為の通信講座を受講しています。現在は「動物の社会学」を学んでいて、猫学だけではなく犬の歴史や役割、習性なども学習しています。その中に「犬の本能行動」と言う興味深いサブジェクトがありました!
私は副業のポスティングでチラシを配布する時に多数の番犬に遭遇して激しく吠えられます。私は猫好きで猫とのコミュニケーションは自信があるのですが、番犬とのコミュニケーションは苦手で困惑しています。そんなタイミングで動物の社会学を学ぶ事で犬の本能行動を理解する様になりました。
犬の本能行動は5つのステージに分かれており、犬が未知の動物に遭遇した時に”警戒段階”から”逃走距離”を測り逃走を試みます。逃走が手遅れになると”恐怖段階”から攻撃の準備をする”限界距離”に達し、逃げ場を失うと”攻撃段階”に入ります。
まさに番犬が私に吠える行為は、この犬の本能行動が当然かつ正常に機能した行動です。チラシを手にした私と言う未知の動物が突然現れて(警戒段階)、番犬は鎖に繋がれていたり柵の中に閉じ込められていて逃げ場が無い状況(逃走距離を失い恐怖段階)。ポストに近づく私(限界距離)に激しく吠える(攻撃距離)という5ステージが見事に完成!
しかし庭に飼われている犬でも私に全く吠えない犬も存在します。さらに十分な逃走距離が保たれている犬でも態々(わざわざ)私に近づいて吠えまくる犬もいます。大型犬の低い声での唸る様な吠え形は恐ろしいです。小型犬の甲高い吠え声は痛いです。
私は平和を愛する人間でただチラシをポストに投函する事のみを目的としています。しかし、犬も猫もそれぞれ本能行動や習性がありますし、いくら人間に飼いならされても犬の野生本能を失って欲しくありません。これからは番犬に激しく吠えられても野生本能に対して敬意を払いながら優しく接して行く事にしました!