甘え慣れ
もう直ぐ1歳を迎えるゴマちゃんですが人間に上手く甘えられない、と言うか上手な甘え方を未だ知らないのです。
ゴマちゃんは産まれて間もなく名護市の民家で母親や兄弟猫と一緒に置き去りにされていました。その後、一家は保護されて里親待ちの多数の猫達と共同生活をしていました。ゴマちゃん一家のメンバーはどんどん里親が決定して行く中、ゴマちゃんは家族で最後の一匹になってしまいました。その時に私とゴマちゃんは出会ったのでした。
猫は大抵首の周りやアゴを掻いてやるとゴロゴロ言って喜びます。しかし当初のゴマちゃんは撫でられ方や甘え方に慣れていなくアゴを引いて下を向くばかりでした。更には抱っこのされ方さえも慣れていなく私が抱っこすると両手両足をピンと力を入れて伸ばし抱っこを嫌がり逃げていました。
今思うとゴマちゃんが家族のメンバーの中で一匹だけ里親が決定しなかったのは甘え方を知らないが故に里親さんの目に止まらなかったのかもしれません。しかし、その特徴を持っていたからこそ、私と巡り合う事が出来たのです。
私は毎日少しずつゴマちゃんに甘え方を教えています。最近では抱っこされても安心しているようで力を抜いています。まだまだ長時間抱っこ出来ませんが効果は出ています。
首周りやアゴ下を触られるトレーニングも毎日しています。最近では首周りやアゴ下を掻いてあげると「こんな気持ち良いものがこの世にあるのか!」と言わんばかりの表情で喜びを表します。同時にゴマちゃんの首周りの毛が大量に抜けるので部屋中毛だらけになります。しかしゴマちゃんの為なので…
今後もゴマちゃんが一人前に、甘え上手になるように頑張って行きます!