修羅場!ツナサンドイッチ
ゴマちゃんは生のエサが大好きで缶を見ただけや缶の音が鳴るだけで大声をあげ、身体全体で食欲をアピールします。キッチンに飛び上がったり電子レンジの上やガスコンロの上にも所構わず突進して生エサの缶に一番近い道のりを突き進みます!
私はゴマちゃんの豹変ぶりと凄まじい勢いを知っているので、なかなか自分が食べるツナ缶を使った料理に着手出来ません…しかし!無性にツナサンドイッチが食べたくなり、ゴマちゃんとの対決を覚悟してスーパーでツナ缶を購入しました。
いよいよ決戦の時!私はツナサンドイッチを最短時間で作り上げる順序を頭に叩き込み、食パンやレタス、マヨネーズや調味料を準備しました。いよいよツナ缶を手にしてゴマちゃんの位置を確認しながら缶をオープン!予想通りに瞬間的にゴマちゃんは凄まじい発狂と共にツナ缶目掛けて野生の突進!
私は迫るゴマちゃんを腕で制しながら素早くツナ缶のオイルを絞り出し、ツナを容器に移して辛子マヨネーズとブラックペッパーを投入&かき混ぜ、容器を安全な高所に置きカラのツナ缶を食器洗剤で洗浄しツナの匂いを消しゴミ箱に投入。それでもゴマちゃんは必死に叫んでツナの匂いを追いかけていました。
ゴマちゃんには「これは人間が食べるツナでゴマちゃんのエサじゃないよ!」と言い聞かせながら念願のツナサンドイッチを堪能しました。ツナサンドイッチを食べている時もゴマちゃんは鳴き止まず私の周りをグルグル落ち着かない様子でした。私もゴマちゃんと同じくらい落ち着かない雰囲気の中での食事でした。
私がツナサンドイッチを完食するとゴマちゃんは急に静かになり、次の瞬間指を引っ掻かれました…ゴマちゃん怒ったかな〜?と思いながら30分くらい経過するとゴマちゃんは私の膝の上に甘えて来てベッタリとうつ伏せをなりながら熟睡を始めました。ツナサンドイッチの件は何も無かったかのようにゴマちゃんは振舞ってくれて、どうやら食べ物の恨みはないようです。とにかく修羅場が落ち着いて一安心しました!


